2008年4月1日撮影



運刻斎は親の代からニコン愛好家です、ニコン以外のレンズ資産も持っていますがやはりメインはニコンのレンズです。 運刻斎の弟もカメラ好きが高じて、某楽器メーカーからゼンザブロニカの旧ブロニカ工業(今のケンコー)に転職したという カメラ好き、創業者の吉野善三郎氏に可愛がられて氏が引退するまで勤務しました。ゼンザブロニカの名称は先の吉野善三郎氏が作る ブローニーフィルムを使うカメラ=善三郎・ブロー二・カメラというところから来ています。レンズにニッコールを採用するなど、 吉野善三郎氏のもの作りへの情熱は半端じゃありません。当然弟も先祖伝来?のニッコールレンズを持っていたのですが ディジタル化と同時にキャノン党に転向しました。通称「転びバテレン」ならず、「転びニッコール」なのです。 ちなみにバテレンとはポルトガル語の司教(パーデレ)の訛ったものらしいですね。まあそれはさておき運刻斎は 転びません。あくまでニコンでと考えてディジタル一眼もD100からD200そしてサブにD40とニコンで来たのですが、 最近の不満は色がわるいこと、D40はあまり感じないのですがD200の発色の悪さはもう我慢できません。 そこで識者に相談して対応策を考えました。識者の回答は一つはRAWデーターを自分で加工して好みの色に仕上げる、 もう一つはカメラを変えるあるいは銀塩に戻る(まだF4は売却していません)他に何があるの?というくらい単純な 解決法ですね。ところでこの識者というのが実名を出せばすこしは世間に知られた写真家兼エディターなのですが、 とんでもない悪魔の囁き=抜本解決策を耳打ちしてくれました、、「あのな富士写真フィルムのS5Pro知っているやろ」 と悪魔氏は京都府長岡京市のご出身ですから当然関西訛りで 運刻斎が「知ってるがな!!どえりゃー高けえカメラでスタジオ撮影なんかで使うD200ベースにした、、」と名古屋訛りで 返事をすると悪魔氏は「それがな最近値崩れしてなぁ20万切りよって、Y橋の通販でも18万ナンボじゃそれにポイントが13%つくと、、」 まさに悪魔の囁き、そして追い討ちをかけるようにプリントサンプルまで出してきて「どや!!これ皆じぇいぺぐやで」とJPGで 何の加工もしないでフィルム・シミュレーションという操作でなつかしの「ベルビア調」の色が出るというのです。 もうこれは悪魔に魅入られても仕方ない状態に陥ってしまいました。ふらふらと価格COMで最安値を調べるはめに、、 何と168,000円ではないですか!!さっそく最安値の「R社」に電話をして在庫を確認、代引きのつもりが電車に乗って秋葉原へそして蔵前通りにある銀行のATMに 行きました。銀行員のお姉さん(最近はATMの周囲に必ず立っていますね)に振り込め詐欺の被害者と間違えられながら「振り込め詐欺とちゃますがなわし秋葉原にデジカメ買いにきたんです」と説明してATMから現金を引き出して「R社」に直行して現物を入手しました。



フィルムシミュレーションはR2で屋外の撮影にぴったりの選択です。



青空に雲が浮かんでいます、色が冴えています。



ソメイヨシノの花の質感が綺麗ですね。



この日は風が強く水面に波がありました。



左は大多喜城です。空の色がまさにベルビアの色ですね。